お店のPR方法:事例2(個人・エステサロン・販売目標月商30万)

PR事例

こちらでは、実際にコンサルとして入った事例をご紹介いたします。

先の事例と同様、個人店ですがこちらは エステサロン オーナー様の個人経営、サロンスペースは商業利用可能なマンションの一室。住居兼サロンとして活用されるとのことで困ったのが「店舗情報を一部秘匿したい」ということ。ご自宅兼サロン、美しい女性の一人暮らし、エステサロンは施術されるオーナー様の顔写真を告知に載せないわけにもいかないためのご判断でした。

 え!?商売するのに住所とか隠すってプロとしてどうなの!?…なんて思われる方もいらっしゃるかと思いますが、2010年以降サロネーゼブーム後現在まで、相変わらず自宅でサロンを開業したい主婦や独身女性は一定数いらっしゃって、皆さん技術を磨いておられる方が多く決して遊び半分の手習い…といった方ばかりではありません。サロンの幅も広く、公文や学研といったFC系開業もあればお料理教室、フラワーアレンジメントなどのレッスンやネイルサロン、エステサロンと業種もさまざまです。

 ちなみに住所を隠す事自体はオススメはしませんが、ご自身のお店なのですから隠してはいけないワケではありません。エステ・ネイルでネット検索しても「住所はご予約の際にお知らせいたします」「女性限定サロン」「当方女性一人での運営の為男性客についてはご夫婦のみお請けしております」など、さまざまな防犯対策を練ったコメントもよく記載されています。
 ただ、住所を隠すということは「プロではないのかな」という印象を与える事は否めません。また、住所を隠しても結局1名、見知らぬ方をお客様として招き入れた時点で個人情報の秘匿は出来なくなる事が殆ど、人気が上がるにつれ確実にどこからか情報が洩れる前提である事は自覚しておいてください。

 過去に担当したエステオーナー様からお怒りのお電話があり、「見知らぬ男性が気持ち悪い電話をしてきた。貴方が作ったチラシのせいだ」と言われた事があります。
これも、ご自宅兼店舗としてお仕事を始められたらつきまとう不安なのだと思いますが、電話番号を掲載したチラシやホームページを作ればこういったお電話が掛かる可能性をゼロにする事は出来ません。
毅然とした対応で切る事もオーナーとしてこなして欲しいですし、プライベートと仕事の電話が混同するのが嫌なら電話番号を変えられるのもオススメです。

 これらを踏まえて、情報を拡散しても良いスペースが確保できないうちはビジネスパートナーになって貰えそうなサロンの出張エステとして営業されるのも手です。

マンションの一室で目標額、月商30万をこなそうと思うと休みなしで1日1万、実際は週2日休みを取ったとして12500円/日売上を出せれば達成となります。
ただ、これだけコンスタントに集客しようと思うときちんと住所の出せないサロンでは中々に厳しく、出稼ぎで場所代(または紹介料)を払ったとしても、コンスタントに集客のある美容室などで間借りさせて貰い、その美容室のホームページやSNSなどに自店のPRや料金を記載して貰う方が確実な集客が狙えます。

その他、地元商工会などの「空き店舗事業」などの情報を検索したりして「住まい」とは別の「サロン」を安く手に入れるのもアリ。
はじめに書きました「自宅兼サロンだから住所をぼかしている」経営者の多くが、ネットで引けるようなきちんとした広告を出しているレベルのお店様に限られますが、実は3年以内にそのビジネスを辞めています。実際は成功されて店舗を持つ方も多くいらっしゃるかと思いますが、自宅兼サロンの形態をおやめになられている方が多い、といった方がいいかもしれません。

友達は長い事その形態でやっているわよ、とおっしゃるお客様。
そのご友人はそのビジネスで貴方の目標額ほど稼いでいらっしゃいますか?

趣味兼お小遣い稼ぎ…でされていらっしゃる方が貴方のビジネスプランであればそれは全く問題ありませんが、その稼ぎで暮らしていこう…とお考えなら初めから外に告知出来る場所でビジネスをスタートされた方が広告代などもムダにならずに済みますし、成功も早いように思います。